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生きづらさを感じる人のための書評ブログ

勉強のあいまに読む本の備忘録です。

『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』ジェーン・スー

([し]10-1)私たちがプロポーズされないのには、101の (ポプラ文庫)

 

長い同棲経験のある既婚女の話を聞くと、同棲と結婚とはまったくの別物らしい。単純に親戚付き合いが倍になることに始まり、保険や税金に関する手続き、法律からの縛りも含めて多くの変化が起きるそうです。ふたりの家族を作っていくという連帯感が、同棲時代とは比べものにならないのだそうです。

「独身最高!」と謳ってはいるけれど、 けっきょくのところ、封建的な結婚制度や、異性愛体制に対して畏怖し、ひれ伏している、極右・保守的なスタンスの自己啓発本でした。

 

いち「既婚女」の言い分を根拠に、独身になりやすいタイプの法則を述べてしまうところに、インテリ著者の小賢しい側面が押し出されています。

とは言っても、自己卑下する態度(今回は、独身ということを卑下して笑いをとっている)をとる文章一般に見られるように、どんな立場・属性の人をも傷つけないように細心の注意を払って立ち回っているように見えます。

 

とはいえ結婚はひとまず視野に入れず、お互いの人生を無理のない範囲で寄り添わせる大人の同棲は、リスクも高いけれど理想的なかたちのひとつだと思います。

こんなことを言っているから、私はいつまでも未婚です。イエイ!

なんのこっちゃ。

こんなまとめ方をする著者は、誰からも可愛がられたいあまちゃんの顔をしているじゃないですか。

 

 

([し]10-1)私たちがプロポーズされないのには、101の (ポプラ文庫)

([し]10-1)私たちがプロポーズされないのには、101の (ポプラ文庫)