生きづらさを感じる人のための書評ブログ

勉強のあいまに読む本の備忘録です。

『夫婦・カップルのためのアサーション』野末武義

夫婦・カップルのためのアサーション: 自分もパートナーも大切にする自己表現

今朝がた、仕事に出かけたパートナーから電話があった。

 

「財布忘れた!駅までもってきて」

 

良く言えばイベントが多くて楽しい人だが、悪くすると行き当たりばったりで人を振り回す人なんだ、やつは。

 

行けるわけないやないか…早めに出たから時間あるでしょお?と思わず強めに言うと、ブチッと電話を切りおった。

 

前々エントリーに書いたが、彼は、母親に甘やかされ気味で簡単に人を頼りにする。

 

約10分後、家に戻ってきたパートナーは、私が玄関先に置いておいた財布をとって、無言で出かけて行った。

 

ドタバタと手前勝手な怒りをぶつけられて、憤まんやるかたなく、かたわらにこの本を置いて仕事のあいまに斜め読みした。

 

やはり「依存」という項目があった。

ドキッとしたのは、

「依存への恐怖/自立への恐怖」

という提起のされかたをしていて、両者の立場が平行して書かれていたからだ。

 

Smiles

 

依存に対する恐怖とは対照的に、自立に対する恐怖をもっている人もいます。

 

「人に頼るのが当然」「自立したら孤独になるのではないか」

 

自立に対する恐怖が攻撃的で支配的な言動として現れる人もおり、パートナーが自分の依存的な欲求を満たしてくれないといって不満をぶつけ、受け身的かつ攻撃的な姿勢を頑として変えようとしない人もいます。

この自立に対する恐怖をもっている人は、「誰かに頼って生きたほうがよい」「受け身的でいることが大切」「自分が幸せになれるかどうかはパートナー次第」といったメッセージを、生まれ育った家族やメディアから取り込んできた可能性があります。

 

そ、そうなのかな~⤵

財布をドタバタ届けたほうが良かったのかどうか、相手は仕事したら気分も変わってるかな、朝のまま機嫌悪いのかな…と悶々としたけど、休憩時間に珍しくライン送ってくれた。

当たり障りない内容だったけど、怒ってないことがわかってひと安心した。

 

 

夫婦・カップルのためのアサーション: 自分もパートナーも大切にする自己表現

夫婦・カップルのためのアサーション: 自分もパートナーも大切にする自己表現