生きづらさを感じる人のための書評ブログ

勉強のあいまに読む本の備忘録です。

『35歳からのリアル』人生戦略会議

35歳からのリアル

筆者はまだ35歳にはなってないのだが、予習を兼ねて読んでみた。

 

35歳を過ぎて、なお、スペシャリストとしてやっていこうと考えるならば、遅くとも30歳くらいまでには専門職としての能力が高く評価されている必要があります。

 

専門の内容にもよると思うけど、この記述に信憑性を置くなら、筆者は手遅れである。

 

手遅れた人間はどうすればいいのか。

その点についても触れているのが、他にはなかなかないこの本のスゴいところ。

 

死んでいる精神を蘇生する

 

本文でもやや自虐的に述べているように、カンフル剤は精神論です。

 

そんなに無理をしなきゃいけないかというと、そうではない。

 

続けられる、一番楽な道を行けと長谷部葉子は言っている。

 

ただ今回の本には、「リアル」が書いてあるということ。

 

一握りの恵まれた人向けではないという意味で、文体にも、わりと好意をもてる本でした。

 

35歳からのリアル

35歳からのリアル