生きづらさを感じる人のための書評ブログ

勉強のあいまに読む本の備忘録です。

『ワーキングストレスに向き合う力』坂上隆之

ワーキングストレスに向き合う力-スポーツ分野で話題のストレスコントロール手法<コーピング>でビジネスに強くなる- (B&Tブックス)

タイトルのインパクトのわりに、一週間もすると内容を忘れてしまう本である。

 

著者自身の before➡after がわりと強調されていて、自嘲まじりの軽い自慢があったかな、とだけ印象深い。

 

備忘録のため、ストレスに関わる食べ物の話を引用する。

 

ストレスを軽減させる栄養素としては、ビタミンB1、ビタミンC、カルシウム、タンパク質があります。ビタミンB1は、ストレスを受けると体内での消費量が多くなるため。牛乳や豚肉、白米、食パンなどに多く含まれます。ビタミンCは、ストレスを感じると副腎皮質ホルモンというイライラや不安感を抑えるホルモンの合成に必要です。

特にフルーツにおいて含有量が多いようです。カルシウムは沈静化作用もあり、「心の安定剤」とも言われます。牛乳や小魚に多いですよね。タンパク質は、ビタミンCが前述の副腎皮質ホルモンを合成する手助けをします。肉、魚、卵に多く含まれます。

 

より即効性があるものは、ご存知の方も多い「ガム」。

 

実はこのガムを噛むことにより、イライラや不安感か軽減できるとされています。ガムを噛むときの一定のリズムによる咀嚼が脳に刺激を与え、「セロトニン」という神経伝達物質を増やすのだそうです。セロトニンとは、「幸せホルモン」とも言われますが、これが不足するとうつ病不眠症、不安神経症などの心の病を引き起こす要因となります。セロトニンは、感情の波をコントロールし、メンタルタフネスを維持するため、すなわち集中力を高めたりストレス軽減に必要な物質と言えます。

 

次回エントリーも、ストレスと栄養素の話にしたいと思います。