生きづらさを感じる人のための書評ブログ

勉強のあいまに読む本の備忘録です。

2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『「やめられない心」依存症の正体』クレイグ・ナッケン

パチンコ店が8時や8時半という、早朝に開店するのが、やみつきになる一因にあるのではないかと思う。 普段6時とかに起きて出勤している人にとって、そして余暇をちょっとでももて余している人にとって、デパートやスーパーが開店する10時まではやっぱり苦…

『働くことがイヤな人のための本』中島義道

中島義道といえば、現代の哲学研究の第一人者として、よく本を読んだ学生などには当たり前に知られている。 だから、表題から一般に期待するようなことは書いてない。 「働くって幸せなことなんだ」みたいな、直球ボールを投げてこない。 膨大な数の男たちが…

『15歳から、社長になれる。』家入一真

社長といっても人間だから、社員の前でどんなに立派な顔をしていても、じつは何かしらダメな面を隠していたりする。なかには、とても口にできないような強烈なコンプレックス、悩みやねたみを隠し持っている人もいる。でも、そんなふうにネガティブでどろど…

『35歳からのリアル』人生戦略会議

筆者はまだ35歳にはなってないのだが、予習を兼ねて読んでみた。 35歳を過ぎて、なお、スペシャリストとしてやっていこうと考えるならば、遅くとも30歳くらいまでには専門職としての能力が高く評価されている必要があります。 専門の内容にもよると思うけど…

『今、ここを真剣に生きていますか?』長谷部葉子

こんな本を借りたのは気持ちが萎えている証拠だ。 「悩み」や「迷い」から抜け出したければ、考えるより先に、まずは生活のリズムを整えてください。 はい。 著者は根っからの教員気質らしく、少し説教じみた文体だけど、シンプルに本質的なことをいいのける…

『夫婦・カップルのためのアサーション』野末武義

今朝がた、仕事に出かけたパートナーから電話があった。 「財布忘れた!駅までもってきて」 良く言えばイベントが多くて楽しい人だが、悪くすると行き当たりばったりで人を振り回す人なんだ、やつは。 行けるわけないやないか…早めに出たから時間あるでしょ…

『ビリギャル』坪田信貴

ちょいちょい引っかかる著者の「ドヤ顔」を大目に見ても、花丸の良本。 「ビリギャル」ことさやかの家族再生の物語にもなってるから、涙ぐんでしまう部分もあった。 映画もDVDを借りて見てみたい。 生徒、部下を育成する心理学にやや傾倒している著者は、「…

『依存症のすべて』廣中直行

最初のエントリーがこの書籍についてなのはちょっとどうかと思うが、すごく面白かったので早く書きたかった。 パートナーがパチンコをやる。 貯金までおろしたりはしないが、毎月手持ちのお小遣いが尽きるまでやる。 本人いわく「引き際を知ってる」らしいが…